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東西南北

2006年4月13日(木)

 元管理人の口座違法開示の舞台になった連邦貯蓄銀行(CEF)に、捜査当局の圧力がかかった。CEFは十一日、上司命令に従った職員を一切罰しないとする声明を発表。行内ではマットーゾ前総裁からの開示命令となっており、違法行為ではないとしている。同件では既に、前総裁と関与した三人の管理職が解雇されている。連邦裁第十法廷は十一日、元管理人の口座の開示を正式に認めた。検察庁が申請していた、連警による元管理人の預金捜査の取り止めは、同第十法廷に拒否された。
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 サンパウロ州ジュキアー市のレジビテンクール道で十日未明、パトカーが追跡中の、トラック強盗と人質を乗せた車がトラック後部に追突してひっくり返り、人質のトラック運転手(62)と犯人の一人が即死、三人は病院に運ばれたが重体。強盗現場はカジャチ市で、追跡はほぼ五十キロに渡って続き、犯人らは時速一四〇キロを超えるスピードで逃走していた。
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 ミナス・ジェライス州サンタ・ルージア市で電撃誘拐と二人を殺害した容疑で逮捕、拘留されていた二十一歳の男性が十一日、別の殺人事件で逮捕されていた男が真犯人と自供したため、二年ぶりに釈放された。三人の証言を基に逮捕された男性は、警察の取り調べの間ずっと容疑を否認していた。
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 アクレ州セナ・マドゥレイラ市とマヌエル・ウルバーノ市との境界にあるプルス川で九日未明、乗客約四十人が乗っていたとみられる船が転覆、十一日午後時点で二十歳の女性の遺体が発見された。女性の赤ちゃんはオムツが浮き袋となって、七十二歳の女性はガスボンベにしがみついて溺死を免れた。

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