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ヴァリグのマイレージ=受け付け困難な状況

2006年5月5日(金)

 多額の負債を抱えて、経営難に陥っているヴァリグ。消費者としては、突然の予約のキャンセルや変更が気にかかるところ。マイレージのポイントも、いったいどうなるのか。その辺りの事情について、ヴァリグの黒田ナターシャさん(会計担当の支配人)に聞いてみた。
 黒田さんによれば、一時、キャンセルが目立つ時期があった。最近は、スムースに飛び立っているという。しかし機体を管理する都合などの理由で、直前になって、予定時刻に離陸できない恐れがあるのも事実だ。
 同社は、ほかの航空会社の便に入れてもらうなどして、目的地に到着できるよう対応。「出発が翌日にずれる時にや、ホテルの宿泊費、タクシー代を支払っている」と理解を求めている。
 マイレージは、受け付けるのが困難な状態。「予約希望が急に、たくさん入ってきた結果、空席がなくなってしまいました」。
 深刻な経営難が連日のように報道された結果、できるだけ早いうちに特典を使ってしまおうと、消費者が考えたからだとみられる。
 ヴァリグのマイレージはエアー・カナダ、ユナイテッド、ANAなどスター・アリアンサに入る、ほかの航空会社でも利用可能だ。
 以前、東洋人向けの部署があり、日本語を話すスタッフが所属していた。現在、この部署が廃止されており、日本語による説明が受けられない。
 コンゴニャス空港内のカウンセンター(11・4003・7000)で、疑問・質問に答えてくれるそうだ。黒田さんは「お客様には誠意をもって、対応していきたい」と話している。

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