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汎パ連合の芸能祭=6月4日、バストスで

2006年5月31日(水)

 【バストス】汎パウリスタ連合日伯文化協会(川崎ロベルト会長)主催の第十一回汎パウリスタ芸能祭が、六月四日午前九時からバストス文協会館で開催される。
 日本の踊りの祭典として定着したこのイベントには、今年もアダマンチーナ、オズワルド・クルース、マリリア、ポンペイア、ツッパン、ジュンケイロポリス、パカエンブー、ドラセーナ、ルセリア、バストスの十地区から参加があり、演目数は七十六にものぼる。
 地元バストスからは婦人会、アカデミア・テレーザ、創価学会、バストス・サンジョゼ学校の四団体が参加し、合わせて二十三ものだしものを用意している。運営の中心となる文協婦人会(ルイーザ・オオノ会長)のメンバー約百二十人は、稽古はもちろん、衣装の製作、当日の昼食の手配まで準備に忙殺される毎日だ。
 幼稚園から高校までの一貫教育を行うサン・ジョゼ学校には、バストスの日系人子弟が多く通う。参加は今年が初めてで、七歳から十二歳まで約四十人の女子生徒が、「ちゃんちきおけさ」など三つの踊りを披露する。婦人会演芸部長のリジア・西・鶴さんは「子供たちは着物を着られるだけで嬉しそう。こういう経験を通して、自分たちが日本人の子孫であることを忘れないで欲しい」と話す。
 バストスでは、今回の芸能祭に合わせて床板を張替え、幕を二十数年ぶりに新調した。当日は、幕を寄付したスダメリス銀行幹部がサンパウロから出席し、鮮やかな緑色の幕一式のお披露目も行う。
 入場は無料。昼食の販売もある。問い合せはバストス文協(14・3478・1209)まで。

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