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今年も先駆者追悼法要=熊本県人会、伝統行事に

2006年6月22日(木)

 ブラジル熊本県文化交流協会(県人会、福田康雄会長、安武誠実行委員長)は「第四回熊本県出身先亡者追悼法要」を、去る十一日同会館で開いた。約七十人が参席。各自が数珠を手にして集まった。
 安武実行委員長の挨拶後、真宗大谷派の浦辺玄(ふかし)導師により阿弥陀経が唱えられ、参席者はそれぞれ焼香をして先祖の霊を弔った。
 福田会長は「今私たちがブラジルで活躍できるのは先人の労苦のおかげ」と挨拶。「先祖の遺徳、偉業を後世に伝えていくことが我々の役目」と語った。
 また同会青年部の高原エレナ由美さんは「亡くなられた先人の方々への感謝の気持ちで参加しました」と話した。
 法要後、同会婦人部による昼食が振舞われ、参席者は懐かしい旧友との再会を楽しんだ。福田会長は「ブラジルに散らばった同胞が集まる上でも重要な行事です」と話し、追悼法要を同会の伝統行事としていきたい意向だ。

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