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まだ続く「振り込め詐欺」=在聖総領事館が注意を喚起

2006年7月27日付け

 「振り込め詐欺」にご注意――。子供の事故や誘拐などを騙って金を振り込ませる、いわゆる「振り込め詐欺」。日本で多発し社会問題にもなったが、ここブラジルでもいまだに同様の手口が続いているようだ。サンパウロ総領事館では、先週だけで三件の通報があったとして安全情報を発出。注意を呼びかけている。
 同情報によれば、今回通報があった手口は、親族の交通事故や誘拐を装ったものだったという。中には犯人があらかじめ「風邪をひいて声が変だと思うけど」と告げるものや、警察官や弁護士、子や孫、交通事故の当事者やその身内など役割を分担して電話口に出る「劇団型」の手口もあったという。
 同館では「電話を切ったあと事実を確認する」「警察や弁護士が事件、事故の直後に示談金の振込みを勧めることはない」「現金を振り込む前に家族や親族に相談する」などの対策を挙げ、注意を呼びかけている。

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