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大耳小耳

2006年8月26日付け

 理事会にも諮っていない一千万円もの助成金申請書をJICAに提出したことについて、上原幸啓百周年理事長は取材記者に対し、「よくあること」と一笑に付し、「ラテン語でもそういう言葉はあるんですよ」とのたまった。アカデミックに煙に巻いたつもりだろうが、こういうズレが協会内の齟齬を生むのだろう。今度は古代ギリシャ語でお願いしたい。
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 来月二日に行われる日伯友好病院の無料血液検査。義務ではないが、地元の福祉団体に寄付するため、一人一キロの食べ物を持って来て欲しいと関係者は呼びかけている。同様に行った昨年は千三百人が検査に訪れたというが、集まった食べ物はわずか五十キロだったとか。今年はもう少し期待したいところ。
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 チョウザメ食べて御用に――。岐阜県高山市で二十四日、盗難車を運転し県警の検問を突破して逃げていた十九歳と十五歳のブラジル国籍少年が逮捕された。市内の建築会社の物置小屋に隠れたが、この会社が近くの池で養殖しているチョウザメが調理されたようだとの通報があり、建造物侵入で逮捕された。発見された時、少年たちは小屋で寝ており、調理されたチョウザメはほとんど食べられていなかったという。

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