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大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年2月17日付け

 リベルダーデ広場でペルーやボリビアのアンデス・フォルクローレ音楽を演奏しているグループがいるが、いつも観客はまばら。しかし昨日は人垣ができていたので覗いてみると、ポンチョなどのインヂオの格好ではなく、より人目を引くようにか、鳥の羽根をあしらったアメリカインディアンの衣装で演奏していた。経営者は中国人でも日本風の店構えのレストランも多いが…。
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 「ボクノフルサト。」ブラジル四カ所公演を無事に終えた『劇団笠戸丸』のメンバーのほとんどが初の海外だったとか。真っ白なパスポートを手にブラジル公演に挑み、やり遂げた充実感は格別だっただろうが、日本とは全く違う環境なうえ、ハードな日程のためか風邪でダウンした人が続出。公演続行が危ぶまれたり、喧嘩したりと、喜怒哀楽のブラジル滞在だったとのこと。公演後は、「一生の財産になりました」と満面の笑顔。
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 ブラジル・サンパウロ州議会のアギネール副議長が十六日京都府庁を訪れ、昨年九月にサンパウロを訪問、ブラジル京都会の設立五十五周年の記念式典などに出席した山田啓二知事や府議らと懇談した。京都新聞が報じた。山田知事は源氏物語をモチーフにした西陣織のタペストリーを贈り、「世界経済は厳しく内政を重視せざるをえないが、研修生受け入れなどブラジルとの交流は継続していきたい」と述べたという。

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