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ニッケイ新聞 2008年9月2日付け

 バイーア州へ日本人移民が初めて入植したのは一九五三年のことだが、同州では百周年として祝った。同州内の日系人口は一万人にも満たないというが、州政府の式典、日本文化フェスティバルへの協力は大だったという。サンパウロを遠く離れ、改めて全伯レベルでの日本移民顕彰を感じさせられた。
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 日本でもカーニバルの季節――。ブラジルと反対に現在夏の東京で、八月三十日、恒例の浅草サンバカーニバルが開かれた。二十八回目となる今年は午後に大雨が降るあいにくの天気ながら、二十八チーム、計四千七百人がパレードに参加し、にぎやかにダンスと演奏を披露した。主催者発表によれば約四十万人が訪れたという。
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 岩手・宮城内陸地震に四十万円あまりの義援金を送った岩手県人会。その創立五十周年式典に出席するため来伯していた達増知事が地震のため、急遽帰国したことを覚えている人もいるはず。地元岩手放送の報道によれば、義援金を受け取った知事は、現地で心配してもらったことに触れ、「ブラジルの皆さんを激励に行ったが、逆に激励された。県人のつながりはありがたいと思った」と話したという。

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