浜公志郎さん三連覇＝第59回全伯将棋名人戦

２００６年９月５日付け

　第五十九回全伯将棋名人戦大会が八月二十七日、リベルダーデ区の将棋連盟会館で開かれた。将棋の四大全伯大会の中で最も歴史ある同大会。今回は七十二人が出場、ミナス州から参加した十八歳の浜公志郎さんが三年連続の名人位を勝ち取り、アマチュア最高段位の六段に昇段した。
　当日は試合開始の前に役員改選が行われ、中田定和会長に代わって奥田定副会長が新会長に選出された。
　今年の出場者は七十二人。サンパウロ市、州内のほかパラナやミナス、北伯ベレンからも参加したが、百人以上が出場した昨年と比べ出場者数は伸び悩んだ。
　名人戦をはじめ、四段、三段、二段初段段外、親睦戦に分かれて対局。名人戦では、ミナス州ベロ・オリゾンテから参加した浜公志郎さん（１８、五段）が優勝した。浜さんは十六歳の年から三年連続の名人位を獲得し、アマチュア最高位の六段に昇段。
　その他、四段戦を制した鍛冶谷日吉さんは五段に、小池眞琴さんが四段、寺口輝雄さんが三段にそれぞれ昇段した。
　大会成績は次の通り（順に一位から三位まで、敬称略）。【名人戦】浜公志郎、吉田国夫、青木幹旺、【四段】鍛冶谷日吉、西豊高、中田定和、【三段】小池眞琴、佐藤ゆきお、馬場康二、【二段初段段外】寺口輝雄、鶴隆義、藤井均。【親睦戦】（Ａ組）一位＝浜井幹雄、二位＝秦豊司、（Ｂ組）上村徳生、槙田隆。