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東西南北

2006年9月12日付け

 連邦警察と市警は、前財務相で下院議員に立候補しているパロッシ氏を、リベイロン・プレット市長時代の汚職や資金洗浄、銀行口座の違法開示など七つの罪で十日以内に告訴する見通し。確固たる証拠がないと同氏の弁護士。
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 一九九二年に一一一人が死亡した、サンパウロ市カランジルー刑務所暴動の鎮圧を指揮した元軍警大佐で、州議員に立候補していたギマランエス氏が十日夜、サンパウロ市西部ジャルジン区の自宅で遺体となって発見された。同氏は胸を一発撃たれている。犯行は九日に行われ、動機は怨恨と警察はみている。
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 サンパウロ州サントス市で八日午後、口論の末に逆上し、軍警を射殺したバス運転手が逮捕された。自閉症の娘を無料で乗車させるよう頼んだ女性乗客の依頼を運転手は拒否。非番の軍警が話の間に入り女性をかばったため口論に発展、その後運転手はバスを停め、拳銃を取り出し軍警に四発撃ちこんだ。軍警が先に殴ったとする運転手の供述を目撃者は否定。
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 九日未明にサンパウロ州グアルーリョス市のガソリンスタンドで、三人の男性が覆面をした二人組の男に射殺された。七日以降発生した四度目の銃撃事件で、四人が死亡、九人がけが。現場の多くは麻薬密売地点として知られる。被害者の家族の一部は軍警による犯行と主張。
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 ブラジル地理統計院の二〇〇〇年のデータによると、二十一の職種で三五〇万人が就労しているが、うち五三%は学生時代の専攻とは別の職業に就いていることが、大学機関の調査で判明。医療関係以外の分野でその傾向が強い。

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