ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

ニッケイ新聞 2010年7月23日付け

 親殺しをピストレイロ(殺し屋)に依頼? リオ州を中心に有名なレストラン網「レイ・ド・バカリャウ」の現経営者である息子が、創業者である父の殺害を依頼した容疑で、21日朝、逮捕された。07年に自宅で殺害された父プラシド・シルバ・ヌネス氏(75)はポルトガル人で、逮捕された息子のアントニオ(46)は養子。父の生命保険料として200万レアルを受け取っていた。伯字紙によれば、父以外にレストラン支配人ら計6人の殺害を殺し屋に依頼したという。容疑者は全ての罪状を否定しているというが・・・。
     ◎
 W杯前のサッカーサンパウロ州選手権で優勝したサントスの人気選手、18歳ながらも華麗なプレイが魅力のネイマルに英国チェルシーから移籍の熱い誘いが来ていると伯字紙が報じている。契約料はなんと2千万ユーロ(4580万レアル)で、背番号は栄光の11番というから、心が揺れ動くのも無理はない。本人が「はい」と言えば契約終了というところまで来ている。大先輩のロビーニョは英国であらぬ幼女虐待疑惑を騒がれてさんざんな目にあったが、さてネイマルは。
    ◎
 グローボ局に出演する女優シサ・ギマランエスの息子ラファエルが21日明け方、リオ市内のトンネル内で車にひき逃げされて死んだ事件が、連日マスコミを賑わしている。事故当時、トンネルは定期補修のために閉鎖されており、その時間帯を狙って、違法ながらもスケート愛好者が勝手気ままに滑っていた。一方、車を運転していたラファエル・デ・ソウザ容疑者は、その場では逃げたが、翌日に警察に自首しはねたことを認めた。進入禁止のトンネルに、逆方向の路線から無理矢理侵入しており、こちらも違法行為。警察では通常の交通事故として「業務上過失致死」容疑だが、母親が有名人だけにマスコミは、明らかにただの交通事故扱いではない大騒ぎ状態。

image_print