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東西南北

2006年9月21日付け

 個人データ購入を指示した疑いの大統領特別補佐官が所有する会社が、与党議員買収の裏金を提供していたヴァレーリオ氏経営のSMPB社から九万八五〇〇レアルの資金を受け取っていたことが、郵便局CPI(議会調査委員会)に提出された資料で確認された。連警はデータ購入費一七五万レアルの出所を捜査、様々な場所からかき集められたと発表。
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 データ購入事件発覚後の十八日と十九日に実施されたダッタフォーリャの大統領選予想調査によると、ルーラ候補が支持率五〇%(有効票で五六%)と一次投票で当選の見込み。二九%(同三二%)で後を追うアウキミン候補は事件を早速取り上げ、大統領を激しく攻撃。
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 大サンパウロ市圏イタペセリカ・ダ・セーラ市で十九日夜、電撃誘拐され自動車で連れ去られる途中、被害者がパトカーを見て犯人に抵抗し、車は銀行の壁に衝突、犯人らが現行犯逮捕される事件が発生した。被害者は犯人三人の一人から拳銃を奪い、ハンドルを握って運転を妨害、けがはなかった。非常に危険な賭けだったと警察は忠告。犯人らは前日夜、同市で住宅に押し入って強盗を働き、逃げる途中だった。
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 サンパウロ市マージナル・ピニェイロス道で十九日朝、トレーラーのコンテナが運転ミスで横転、通行規制で接続する各道路は大渋滞。けが人はなかった。
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 サンパウロ市警察は十九日、同市ブタンタン区で麻薬を密売していた容疑で、七十二歳の女を逮捕し、自宅マンションから大量の大麻やコカインなどを押収した。娘、孫、ひ孫の親子四代で同居していた容疑者は、儲けた金を身体障害者のひ孫の養育に使ったと供述。

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