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日本からも9人=3千人以上参加へ=ことしも大掃除大会

2006年9月21日付け

 街がきれいになれば人間もよくなる――「掃除に学ぶ会」(東京都目黒区、鍵山三郎会長)は、第十一回ブラジル掃除大会を二十三日、二十四日に開催する。初日にロドリゴ・アウベス校のトイレを生徒や教師らとともに、二日目にパウリスタ大通り、セー広場、リベルダーデ内を掃除する。
 ブラジルで掃除大会が始まったのは一九九六年。昨年の第十回大会にはサンパウロで初の世界大会が開かれ、日本からの参加者百十四人を含む、四千人以上が市内六カ所で一斉に掃除を行った。
 今年の日本からの参加者は塚越将之団長以下、九人。それぞれが勤務している企業の代表として来伯している。年齢は三十代から七十代と幅広いが、全県下に支部を持つ「掃除に学ぶ会」の活動を通じての「掃除仲間」だ。
 掃除を実践することで「すさんでいる社会の中でも自分が磨かれる」という実感があり、「掃除からその先に広い何かを得られそうだ」という。また、活動には「日常の中から地球自然環境を考える」というメッセージも込める。
 堀越さんは「第二十回大会を目指した第一歩として、現地の人と一緒に、いい汗をかければと思う」と話した。
 今年の大会には蒼鳳(SOHO)、KUMON、生長の家など約二十団体から三千人以上が参加する予定。掃除は午前八時から十一時。クラブ・オムス(パウリスタ通り735)が本部になる。二十四日は各場所での当日参加も可能。ほうきを持参すること。先着三千人にサンドイッチとTシャツが配られる。

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