ホーム | 日系社会ニュース | 教育のため大きなことを=サンパウロ州議候補の山戸さん

教育のため大きなことを=サンパウロ州議候補の山戸さん

2006年9月28日付け

 今週末に迫った統一選挙に向け、山戸ユウイチ・ファビオ・サンパウロ州議会議員候補(PSDC)は追い込みの選挙活動を続けている。
 山戸候補は二〇〇四年に二十七歳の若さでオザスコ市議会議員に初当選。「若い世代の代表」として同市の最年少議員になった。現在、PSDC青年会の州代表を務めている。
 大学では心理学を専攻。高校でコンピューター技術や演劇のクラスを教えていた経験を持つ。両親が学校経営に携わっており、幼少のころから教育分野との関わりがあったために、「教育者として教育事業に携わっていると、市議会の力では及ばないことがあると感じた」という。「州議会議員になって教育のためにより大きなことをしたい」。
 市議になってから、オザスコ青年会議所とともに、文化センターの充実に努めてきた。今年の独立記念日には約百五十人による太鼓演奏を実現。「コロニアの存在が新たに見直されたと思う。太鼓をはじめとした日本文化の継承により力を入れ、役立っていきたい」と話す。
 山戸候補の父、山戸剛セルジオさんは、七七年から六年間オザスコの市議会議員、八二年に副市長、その後も同市の各部局で局長を務めた。四年前の統一選挙でサンパウロ州議に立候補し、約四万六千票を獲得している。

image_print