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首都に日伯友好の桜を=わんわん会が陸軍クラブに

ニッケイ新聞 2011年12月10日付け

 ブラジリアにある陸軍クラブ(アルトゥール・コスタ会長)で先月26日、桜の植樹が行なわれ、わんわん会(坂和三郎会長)が寄付した雪割り桜10本が植えられた。
 ジョゼ・エリット・カルバーリョ陸軍大将をはじめ軍関係者が多数参加、在ブラジル日本国大使館から三輪昭大使ら4人が出席した。サンパウロからわんわん会のメンバー5人が参加した。
 会員の平崎靖之氏さんが小松パウロ陸軍中将から「日本らしい取り組みをしたい」との相談を受けたことがきっかけ。
 同じく会員で、カルモ桜の会顧問の河村武夫氏が植樹作業に携わっていたことから実現した。
 サンパウロから軍用機で運ばれた高さ2メートル程の苗木は、三輪大使や小松中将らの手によって正門付近に植えられた。
 続けて行われたカクテルパーティで柴田アゴスチニョ空軍少将は「任務で行ったワシントンの桜を思い出す」としみじみと語った。
 参加した河村氏は「来年の咲き具合を確認して、どんどん数を増やしていきたい」と期待を込める。平崎氏は「今度はクラブにある人工湖で灯ろう流しを行いたい」と新たな計画にやる気を見せていた。

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