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「久光」の選手と交流=縁の佐賀県人会ねぎらう

2006年10月10日付け

 第六回サロンパスカップ(ブラジルバレーボール連盟主催、久光製薬(株)後援)が七日に決勝戦を行い幕を閉じた。大会を制したのは、REXONA(ブラジル・リオ)。二位にFINASA(オザスコ)、三位にCIMED(マカエ)とブラジル女子バレーの強さを示す結果となった。日本から参加していた久光製薬スプリングスは四位。佐野優子選手が最優秀リベロ賞を受賞している。
一週間かけて行われた予選でスプリングスは二勝三敗。決勝トーナメントに駒を進めたが準決勝でFINASAにストレート負け。七日の三位決定戦で、CIMED相手に各セットでふんばりを見せたが0―3で勝利には及ばなかった。
九日間の日程を全て終えた七日、佐賀県人会(辻定男会長)は選手らの歓迎会を開催した。佐賀県が久光製薬発祥の地であることから行われたもので、会場には県人三十人ほどが訪れた。選手と県人らが混ざり合って机に着き、婦人会が日本食を用意して選手らのとの交流を深めた。
今回来伯した選手十五人のうち、十人がブラジルは初めて。「環境は日本と似てるし、立派な体育館で応援のすごさに感激した」という。来伯五回目となる大村加奈子選手は「ブラジルならではの盛り上がりが面白い。遠い国という印象があったけど、だんだん近くに感じるようになってきました」。
 最優秀リベロ賞を受賞した佐野優子選手は「コンディションは万全で、強いブラジルチーム相手に試合前から気分が盛り上がってて、一〇〇%以上の力が出せました。スッキリしてます」と笑顔だった。
 選手のサイン入りボールが県人会にプレゼントされ、県人会からは、メノウの箸置きとイグアスー社のコーヒーが「お土産に」と送られた。選手ら一行は翌八日、市内を観光して帰国した。

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