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ブラジル人の作品中心に=鈴木裕子さんピアノ演奏会

2006年10月10日付け

 【既報関連】ブラジルのクラシック音楽に造詣の深いピアニスト鈴木裕子さんのピアノリサイタルが、十五日午前十一時からMASP(サンパウロ美術館)で開催される(国際交流基金、在サンパウロ総領事館、ブラジル日本文化協会共催)。
 鈴木さんは国立音楽大学ピアノ科卒業後、北米の大学院でブラジル人ピアニスト、ルイス・デ・モウラ・カストロ氏に師事。その後パリに渡り、ブラジルが生んだ世界的作曲家ヴィラ・ロボスの直弟子アンナ・ステラ・シック女史の指導を受けた。
 日本やアメリカ、ヨーロッパ、ブラジルなど各地で演奏活動を行い、ブラジル音楽を紹介。九六年にパリで日伯修好百周年を記念して、また、二〇〇〇年にはパリ、東京、ブラジルで「ブラジル発見五百年」を記念してリサイタルを行うなど、ブラジルとのつながりは深い。〇二年にはブラジル連邦政府からリオ・ブランコ勲章を受けている。
 リサイタルでは、ブラジルの音楽を中心にヴィラ・ロボス、カマルゴ・ガルニエリらの作品の演奏を行う。案内に来社した杓田美代子文協音楽委員会委員長は「ぜひ、ドミンゴコンサートの皆様にも来ていただきたい」と多くの来場を呼びかけた。

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