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「二天」の42道場参加=サントスで古武道全伯団体戦

2006年10月14日付け

 第五回全伯古武道選手権大会が、七日、八日、サントス市のウニモンチ体育館で催された。二天武道研究所(岸川ジョージ主宰)主催、ブラジル古武道連盟(岸川ジョージ理事長)が後援した。大会は道場別団体戦で、ブエノス・アイレスなどを含む二天武道研究所傘下の四十二道場からおよそ三百人の競技者が参加、観衆は約五百人を数えた。競技者の最年少は六歳、最高齢者は七十歳だった。サントス市からスポーツ局長はじめ高官が来場し、興味深げに観戦した。
 試合のほかに重要視されたのは演武。薙刀が新たに加えられ、剣術、居合、杖術、鎖鎌、十手が披露された。各種目別の(最上級の部、四級以上)一位は、剣術男子カンピーナス、同女子サンパウロ、杖術サンパウロ、居合サンパウロ、薙刀サントスだった。
 会場は、午前八時から夜十一時頃まで、活気に満ちていた。競技に関して注意事項があれば、岸川主宰が、区切りの時間を割いてていねいに指導した。同主宰は、既報のように外国人で唯一、二天一流の免許皆伝であり、剣道七段教士である。

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