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東西南北

2006年10月19日付け

 カサブサンパウロ市長は十五日、ノーヴァ・テレーザ区の式典で卵を投げつけられ、卵はカメラマンに当たった。十六日はヴィラ・マチウデ区の小学校を訪問。その時市長のズボンの股ぐらが破けて、赤いスポーツカーがチラチラと見えていた。
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 IPTU(不動産税)の課税対象となる市の不動産評価の算出法を変更して、IPTUを調整しようという条例をカサブ市長が草案中。市議会へ同案を上程し、二〇〇七年に算出変更、二〇〇八年から増税らしい。
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 市の増税条例は、まだある。ISS(サービス税)やITBI(不動産譲渡税)など。市による現行の不動産評価は、相場の七〇%とされる。それを最近、都市開発の顕著な地域は一〇%引き上げるらしい。
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 エクアドルの総選挙でIT機器による開票を請け負ったブラジルのE―Voz社は、いざ本番で集計が終わらないうちに雲隠れをした。中途の開票結果は、中動右派のノボア氏が七〇・六%。二位の左派コレイア氏は、IT機器の開票がインチキだと抗議した。
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 国際原子力委員会(IEAE)のエジプト人エル・バラダイ委員長が、イランとブラジルを名指しはしないが、原子力の平和利用をタテマエにホンネは核兵器の開発であると懸念した。豊富なウランを埋蔵し核開発を意図する国は、ブラジルのほかオーストラリア、アルゼンチン、南アフリカがいる。北朝鮮が核保有国入りをしたことで、さらに核技術を有する三〇か国が核保有国入りを狙っている。

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