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世界の音楽伝える「マワカ」=SESCで10周年公演=日本の民謡、童謡も=国際交流基金

2006年11月9日付け

 サンパウロ国際交流基金サンパウロ日本文化センター主催による、世界民族音楽グループ「マワカ(MAWACA)」の結成十周年DVD発売記念コンサートが十五日午後六時からセスキ・ヴィラマリアーナ(Rua Pelotas,188)で行われる。公演に先立ちリーダーのマギダ・プッチ・テラ・セセイさんと歌手のサンドラ・オークさん、ズズ・アブさんほかサックス担当のハミーロ・ネーケスさんが同センターで会見した。
 結成から十年経つ「マワカ」は、七人のブラジル人歌手と六人の楽器演奏者で編成。十月上旬にベルリンで開催された音楽祭「Popkomm」にもブラジル代表として出演するなど、世界でも注目されている。
 歌い手の一人一人が音楽に加え、各国の舞踊や楽器を用いて舞台を演出。母国語の歌を聞くように理解できない民族音楽を、民族舞踊や劇などの踊りを加え、それぞれの歌が意味する内容を観客に理解させる舞台を作りあげている。
 DVDは昨年、基金サンパウロ日本文化センターの援助を受けセスキ・ポンペイア劇場で収録されたもの。(現在、市販もされている)
 十五日のコンサートでは、日本の童謡「かぞえうた&とおりゃんせ」「蛍こい」や北海道の「ソーラン節」、沖縄の「あさどやゆんた」などの民謡、ほかにもインドのマントラ、アフリカのカンゴマ、ブルガリアのホロスなど世界の多彩な音楽をDVDと同じプログラムで披露する。
 チケット購入は最寄のセスキまたは、劇場チケット売り場にて購入。
 一般=十五レアル。学生・高齢者=七・五レアル。
 問い合わせは国際交流基金(11・3141・0843)まで。

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