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安倍総理誕生を祝い=成蹊学園出身者が集う=サンパウロ市

2006年11月11日付け

 ブラジル在住の成蹊学園同窓生でつくる「ブラジル成蹊会」がこのほど、成蹊大学出身の安倍晋三総理大臣就任を祝い、サンパウロ市で集まった。来年一月五日には新年会を予定しており、在伯OBの参加を呼びかけている。
 成蹊学園は東京都武蔵野市に本部を置く学校法人。前身となる学生塾は一九〇六年、中村春二氏を創設者に岩崎小弥太(三菱財閥創立者岩崎弥太郎の弟)、今村繁三氏ら賛助員により設立された。戦前、旧制の成蹊高校は「卒業生の五分の四が東大に進学」するほどで、「私立の一高」と呼ばれていたという。
 在伯OBによるブラジル成蹊会は二十五年ほどから集まりを開いてきた。同会世話人の吉利恭治さん(69、成蹊大出身)、原泰朗さん(72、成蹊高出身)によれば、同学園出身者には三菱関係の人も多く一時は十数人が集っていたが、近年では途絶えがちだったという。今回の安倍総理就任を機に再び集まりを開いていく予定だ。
 今回の集いには駐在員など五人が出席、食事を囲んで懇談した。次回は来年一月五日、サンパウロ市の吉利さん宅で新年会を予定している。吉利さんは「成蹊出身者で連絡のつかない人もいると思います。ぜひたくさんの人に参加してほしい」と呼びかけている。
 問い合わせは吉利さん(11・5589・0297)または原さん(3277・8616)まで。

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