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東西南北

2006年11月17日付け

 コカイン二〇〇キロと現金七二万ドル、一万レアルを運んでいたセスナ機が十四日午後、サンパウロ州ピラシカバ市の空港から連警と軍警の追跡を逃れようと飛び回った挙句、マトグロッソ・ド・スル州の農場に燃料切れで不時着し、農場主の息子に警察につきだされた。コカインは途中でさとうきび畑に捨てられたとみられ、現在も捜索が続いている。
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 サンタカタリーナ州フロリアノポリス市で十三日午後、夫が妻を自動車でひき殺す事件が発生。子供二人が同乗していた。妻が愛人の車から降りたのを見て逆上し、犯行に及んだという。
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 五年前にリオデジャネイロ市からイタペヴィ市のファベーラに移ってきたリンダウヴァさんは子供が六人いる。上の子四人がパカエンブー大通りの交差点で信号待ちの車の前で曲芸を開始。月九〇〇〇レアルも稼ぐようになり、四カ月で家が建った。本人は市の社会プログラム三つに登録し、月収は二一五レアル。
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 ファッション・モデルのレストンさん(21)が十四日、極度の拒食症を原因とする感染症で死亡した。身長一七四センチ、体重四〇キロ。原因不明の拒食症は十八歳までの女性の一%が患い、死亡率は二〇%にも上る。
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 フライド・ポテトとミルク・シェイク、アサイの果汁を常食が、ファッション界の常識という。ファッション・モデルは標準サイズが規定され、それを超えると失職する。健康よりもサイズが大切な職業で、ファッション・ショーは病人のパレード。食事は敵。食べ過ぎたと思ったら、トイレへ行って吐き出す過酷な稼業である。

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