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サン・ジョゼ校閉鎖へ=生徒、保護者ら激しい抗議行動

2006年11月23日付け

 日系人の生徒も多い、サンパウロ市リベルダーデ地区に校舎がある百二十六年の伝統校「コレージオ・サン・ジョゼ」が二十一日、今年いっぱいで閉校すると発表したのを受けて、同校に通う生徒やその保護者らが二十二日午前、激しい抗議運動を展開した。
 生徒らは同校前のグロリア街を閉鎖する形で集まり「私たちは最後まで闘う」「百二十六年の歴史をゴミに捨てるつもりか」といった垂れ幕を掲げ必死のアピール。
 騒ぎを聞きつけた地元警察やテレビ局グローボの取材班なども駆けつけ、辺りは一時騒然とした状態になった。
 同校近くのバールに勤める女性によれば、閉校の理由は経営難。同校の生徒数は年々減りつづけており、「閉鎖後はより収益が見込める弁護士の養成学校を開校するうわさ」だという。
 同校に通う十五歳の娘を持つ四十代のブラジル人女性は「ほんといきなりの通告だった。みんなしっかり月謝を払っているし、娘も昨日ずっと泣いていたのよ」と怒り心頭だった。
 二歳のときから同校に通っているという十四歳の少年は「別に怒ってはいないけど、新しい学校にいったらまた生活に慣れないといけない」と残念そうに話していた。

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