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東西南北

2006年11月24日付け

 ヴェローゾ・ブラジル銀行元理事は二十二日、救急車納入汚職を調査する議会調査委員会で、汚職の中心人物とみられるヴェドイン氏が二〇〇二年の大統領選挙でセーラ候補の選挙資金として、約九〇万レアルを支払ったと証言した。セーラ氏は明らかな嘘と証言内容を否定。
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 零細・小企業法が下院で承認された。これまで別々に納めたIRやCofins、PIS、IPI、CSLL、ICMS、IPI、福利引当金は、単一税に統一される。自由業者のINSS納入金は、最低賃金に対し、現行の二〇%から一一%へ引き下げられた。納入期間に関係なく男性六十五歳、女性は六十歳で定年となる。執行は二〇〇七年七月一日。
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 政府は稼動中の原子力発電所二基と二〇一二年末までに建設予定のアングラ三号機に加え、二〇三〇年までにさらに四つの発電所を建設する可能性を示唆した。発電能力はそれぞれ一〇〇〇MW、南東部と北東部地方に二基ずつ。石油需要の増加で二〇二〇年には自給体制が終わり、再び輸入国になるという。
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 サンパウロ市は二十二日、市議会交通委員会の再延期要請を無視して、市内バス運賃を二十八日に二・三〇レアルに値上げすることを決定した。当初予定は二十五日だった。地下鉄・鉄道の運賃は来月初めにも二・四〇レアルに上がる見込み。
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 サンパウロ州カタンドゥーヴァ市の裁判所は二十一日、男性同性愛者のカップルと五歳の女児の養子縁組を認めた。女性同性愛者のカップルに続く国内では二件目のケース。同棲生活十四年の二人は、九八年から法廷闘争を開始、女児とは一年前から同居していた。

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