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東西南北

 13日、サンパウロ市市議会で、カミロ・クリストーファロ市議(ブラジル社会党)が、以前は労働者党の名物上院議員としても知られたエドゥアルド・スプリシー市議の側近に暴力を振るい、携帯電話を壊すなどの行為にも及んで話題を呼んだ。クリストーファロ議員は直前に市議会の渡り廊下でセントロのブラスにある「早暁市」の関係者の若者から抗議行動を受けていたが、その模様をスプリシー氏の側近が携帯電話で録画したために、近づいてもみ合いになり、携帯電話を床に叩き付けた。同市議は3月にも市議会内で女性市議と大喧嘩をして話題となり、その際もその様子を録画されていた。
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 13日、サンパウロ市で、妊娠7カ月の恋人ジェッシカ・ポンテス・アウヴェスさんを殺害した容疑で28歳のバス運転手ドウグラス・アパレシード・シケイラ容疑者が逮捕された。ジェッシカさんは8日、市東部シダーデ・リーデルの森林の中で遺体で発見されたが、遺体の首に絞められた跡が見つかっていた。シケイラ容疑者は恋人の妊娠を受け入れることができずに犯行に及んだといい、殺害に友人の協力も得ていたという。お腹にいた赤ちゃんのことを思うとやるせない。
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 今日15日は聖体祭のため祝日のブラジル。この日の名物といえば、各地で繰り広げられる、色をつけたおがくずや花びらを細かく敷き詰めて、ひとつの路上アートに発展させた「タペッチ」が有名だが、それを見るために出かける人も少なくないだろう。幸いにして天気は好転するようなので、見物などには良い日和になりそうだ。

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