ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

2006年12月2日付け

 ブラジル日本移民百周年記念協会の記録映像委員会で現在、16ミリ映写機を無償で貸し出し可能な人を探している。同委員会では、二〇〇八年の完成を目標に証言、祭典式典記録、移民の歴史(ドキュメンタリー形式)三編の製作を企画中。史料館には撮影記録されたフィルムが大量にあるが、映写機がないために内容が確認できない状態に置かれているという。「もしも自宅で眠っている映写機があれば貸していただきたい」と協力を呼びかけている。連絡は同協会(11・3209・3975)まで。
     ◎
 このほど、NHK番組作成のためのスタッフが来伯した。三日に文協大講堂で開催される「第十二回ブラジル紅白歌合戦」を取材するという。日本の紅白で使用されるのと同じ優勝旗を、NHKから受けている同大会。実際に取材されるのは初めてのことだという。これまでの成績は白組五勝、紅組六勝。さて今年の結果は。
     ◎
 百周年に向け各県の郷土芸能グループに来伯を呼びかけてはどうか――。先日の県連代表者会議で、松尾会長は各県人会の代表に呼びかけた。すでに先月来伯した鳥取県の中堅リーダーが、〇八年に鳥取の郷土芸能「麒麟獅子舞」ブラジル公演へ意欲。来伯時にはフェスティバルの会場でも披露される予定だ。では他の県ではどうかということだが、資金面の問題もあり、どのくらいの来伯が実現するかは分からないところ。しかし、そこで各県人会が果たす役割は大きいだろう。

image_print