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大耳小耳

2006年12月6日付け

 アジェンシア・カマラ(議会通信)一日付けによれば、ブラジルとアルゼンチン両国政府は、短期滞在ビザもしくは観光ビザで滞在する双方の国民に、永住権を与えることに合意した。期限が切れていないビザのあるパスポートが必要だが、失効している場合は、一端、帰国して観光ビザで入国すればよい。一方、日本からブラジルへ来たがる青年も確実に増えている。取得しやすい二年間の研修ビザ、さらに永住権につながる道筋があれば、どんなに交流が深まることか。これこそ百周年で実現してほしいナンバー1かも。
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 先日行われたブラジル紅白歌合戦は「日本移民百周年記念行事」の一つだった。会場の外、内側の壁にはいたるところに百周年のロゴマークが貼られ、舞台上では大きさ三メートル・五メートルの幕が二〇〇八年をアピール。一メートル・一メートル五十の大きさのものは五十枚も用意され、大講堂の壁をグルリと飾っていた。百周年まであと一年半。盛り上げには「知らずとも目に入る」くらいの宣伝がちょうどいい気がした。
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 二十九日付け七面で「ブラジル小唄」の歌詞を知っている人を呼びかけたところ、多数の方から回答をいただいた。電子メールでの回答や直接編集部を訪れた人、中には電話口でレコードを聞かせてくれた人も。ご協力ありがとうございました。西條八十作詞、古賀政男作曲によるこの歌、人によって歌詞に微妙な違いがあるのだが、どうやら十番まであるようだ。

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