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東西南北

2006年12月20日付け

 議員給与倍増に怒った女性(45)が十八日午後、バイア州サルバドール市の繁華街で、事務所に向かう途中のネット下議(自由前線党)の背中を刃物で刺し、三針縫うけがを負わせた。勤続年金基金の一部が支払われるよう一年前から同下議の助けを求めていたのに、なしのつぶてだったことも動機。
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 サンパウロ州ペルイーベ市で十八日、二人組の男が住宅に侵入し、女性と両親を銃で脅し現金ほかテレビや音響機器、食料を奪った後、女性を車で連れ去り、空き地で一歳の息子の前で暴行した。同市では今月に入って二件目の強盗強姦事件で、警察は同じグループの犯行とみて、捜査を開始。
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 大サンパウロ市圏サントアンドレ市の集合住宅で十七日未明、ペンキ職人の男(38)が元妻、元姑、元義妹を刺し殺し、逃亡した。現場には二歳から十四歳までの子供五人がいたがけがはなく、うち三人を男は事件後実家に連れ戻していた。夫婦は一年前に別れたが、男は子供と会えないことに不満を抱いていた。
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 同じくサントアンドレ市内の歯科医院で十五日、三歳の女児が虫歯を抜くため麻酔をかけた後心肺機能が一時停止、さらに昏睡状態に陥り死の淵を彷徨っている。命は助かっても後遺症は残ると医師。歯科医は治療が適切だったと主張。
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 ブラジルの聖人第一号が十六日、ヴァチカンの法王庁で認証された。フランシスカン派のガウヴォン修道士だ。同修道士は一七三九年、サンパウロ州ガラチンゲター市で出生。ルース区の修道院は、同修道士によって建立されたもの。同修道士の六代目に当たる歴史学者のイザベラ・ファビアノ女史が、授与式に参席する。

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