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大耳小耳

2007年2月14日付け

 日本人主体のサンバチームを組織して、〇八年のサンパウロ市カーニバルの前座や開幕イベントとしてサンバ会場などをパレードするとのアイデアがある。サンバに対し当地の日系人の感心は高くないが、浅草カーニバルに参加する日本人若者の中には本場のリオやサンパウロ市などで修行している猛者もちらほら。百周年を機に「日本人もこれぐらいサンバ(ブラジル文化)ができる」という好例を見せる文化交流プロジェクトだ。観光公社のサーレス補佐官も「自分が担当して実現させてみたい」と強い興味を寄せた。
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 天野氏は今回、「みなさんに私という人物を知ってほしい」と自分の半生を語ったのだが、その中で気になる部分があった。弓場農場の創始者、弓場勇に共鳴、四十五歳だった一九八四年に一年の滞在予定で天野氏は弓場を訪れたのだが、泊まったのは三泊だけ。それも農場内ではなく、十キロほど離れたところだったという。「何故?」と仔細を訊ねた記者に「当たり前でしょう。分からないんですか!」と一喝。「やりたいことができないからですよ。私は清廉潔白を人にも求めるんです」とのこと。弓場氏のどの部分に共鳴したかは謎である。
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 「あの土地を寄付してください」と壇上の天野鉄人氏に思いの丈をぶつけ、その約束がなされるなら、銅像を建てる準備をする、とまで言い切った小山昭朗氏。これに対し、天野氏は「私より知能指数が低いようですが…」と受け、独自の持論を展開した。説明会後、「あの発言の真意は…」と水を向けると、「そうは言ってない。(あの人より)私の方が知能指数が低いという意味です。でも私の真意は伝わったはずです」。ことあるごとに日本語継承の重要性を説いているだけに、記者の頭は???

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