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旧神戸移住センター=活用策探る委員会が発足

2007年2月28日付け

 【神戸新聞】保存に向け改修工事の実施が決まった神戸市中央区の「旧神戸移住センター」について、改修法や活用策を探る「海外日系人会館(仮称)協力委員会」(西村正委員長)が二十三日、発足した。日伯協会や兵庫県内の行政、財界関係者らが参加し、二〇〇九年の再オープンに向け活動する。
 同センターは一九二八年に開設され、二十五万人を南米に送り出した。老朽化のため、神戸市が国や県の支援を受けて改修を予算化。〇二年に発足した「国立海外日系人会館推進協議会」を解消・発展させる形で、同協力委員会を立ち上げた。
 この日、神戸市内で開かれた会合にはメンバー約二十人が出席。外観や敷地内の植物について、できるだけ現状を維持する方針を確認。にぎわい創出などの検討課題も話し合った。(田中陽一)