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東西南北

2007年4月17日付け

 リオ・グランデ・ド・ノルテ州カイコー市長に当選したリヴァウド・コスタ氏は、北東部地方でも有名なケチ。同市は市長就任を祝う花火大会が恒例行事であった。コスタ氏は花火の代わりにロジョン(手持ち式打ち上げ花火)を上げ、安価でけが人は出ず、景気つけにはもってこいだと絶賛した。
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 航空管制CPI(議会調査委員会)設置を見越したルーラ大統領は、連邦警察が空港インフラ整備公団の捜査を始めるようジェンロ法相に命じた。CPIによる告発ショックを和らげるために先手を打つ考え、政府はまた、野党ブラジル民主社会党の知事への予算上乗せを見返りに、上院でのCPI設置阻止を同党に働きかけている。
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 治安回復に陸軍の出動を政府に要請しているリオデジャネイロ州。このほど同州軍警の月給が八七四レアルと、全国で二番目に安いことがフォーリャ紙の調査で判明した。最も安い州はアラゴアス州(八五〇レアル)、高いのは連邦直轄区(二九〇〇レアル)で、サンパウロ州は一二四〇レアルの十二位。殺人事件は直轄区が最も多く、警官の給与が高ければ犯罪発生率が低い、とはかぎらない。
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 在伯フランス大使館は、ブラジル旅行が非常に危険であると警告するとともに、旅行者へのアドバイスをホームページに掲載している。大金は持ち歩かず、強盗にすぐ渡せるよう五〇レアル札を常に用意しておく、ファベーラには足を踏み入れない、金持ちに見える服装は避ける、など。サンパウロ市の危険地帯はレプブリカ広場、セー広場、ルース駅で、夜間は訪れないこと。五〇レアルを渡す件は強盗を喜ばすだけと仏人観光客。

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