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聖南西、リベイラ100周年委が総会=事業進捗状況を報告、協議=関心高く4市長出席=「各市と共に」を推進

2007年4月19日付け

 聖南西文化体育連合会(UCES)と、リベイラ地域日系団体連合会(FENIVAR)が構成している、聖南西・リベイラ地域日本移民百周年実行委員会(山村敏明実行委員長)は、第六回定期総会を、十四日、ピエダーデ体育文化協会会館で開催した。四市から市長が、二市からは市長代理が参加。同地域では、文協だけでなく、市と共同して百周年事業の準備が進められている。ブラジル日本移民百周年記念協会から原長門総務委員長らを迎え、十六地区から約六十人の代表らが集まって、百周年記念事業の進捗状況についての報告と、詳細についての協議が行われた。
 聖南西、リベイラ川沿岸の両地域が合同で百周年を行うと決めたのは、昨年の三月。以降、四回の協議を重ね、今年一月二十二日に百周年記念協会に対して、十三の記念事業案を提出し、正式に登録された。
 同地域では「日本移民ゆかりの地」レジストロでの合同記念式典、皇族の歓迎、先駆者表彰、合同ミサ、ミス百周年コンテスト、地域日系人調査、記念スポーツ大会などの行事を予定している。すでに各行事の委員会が構成され、詳細についての協議が行われている。
 総会には、アリオバルド・T・テイシェイラ(イグアッペ)、アントニオ・S・モシン(サンミゲル・アルカンジョ)、クロビス・V・メンデス(レジストロ)、ジョゼ・タデオ・ジ・レゼンデ(ピエダーデ)各市長が出席。ソロカバ、イビウーナから市長代理が集まり、同地域での記念事業に対する各市側の関心の高さをうかがわせた。
 山村さんは「いよいよ来年、二〇〇八年を迎える。市長らも参加してくれて、政治力も出てきた。みんなで協力していこう」と挨拶。総会では、百周年を「市とともに」行っていくことが提唱された。
 皇族を同地域に招くために、各市で市長と市百周年委員会委員長のサインを入れた、招聘用書類を作成。レジストロで集計し、百周年協会や総領事館に提出する旨が説明された。
 また、森副実行委員長は「移民の日には各市で、広場でもプラッカでも、移民にちなんだものを作ってほしい」。山村さんも「各市に百周年委員会を作るよう、市に働きかけてほしい」と呼びかけた。
 同地域での合同ミサは、ブラジリアでの開催に合わせて、二〇〇八年六月十八日午前九時。総会では、一枚十レアルのリッファ百万枚が各文協に分配され、これから資金集めが始まる。山村さんは「委員会の取り分は三〇%で、残りの七〇%は各文協の裁量なので、頑張ってください」と理解を求めた。
 同総会では、この他に、今年、海外日系人大会・汎アメリカン大会が、七月二十日にレジストロに招致されることから、それに合わせ、各市を紹介する展示会を開催するため、街の様子や産業を写した写真の提供が呼びかけられた。

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