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笑顔いっぱいの運動会=援協5施設の入居者ら楽しむ

2007年5月16日付け

 第五回援協総合運動会が、六日、あけぼのホーム(グアルリョス市)で、入居者、家族、ボランティア、役職員合わせて五百人を集め開催された。来賓として、JICAサンパウロ支所の野末雅彦次長夫妻も顔をみせた。
 当日は雲一つない晴天に恵まれ、参加したサントス厚生ホーム、カンポスさくらホーム、スザノ・イッペランジャホーム、あけぼのホームの各老人ホーム、特別参加のやすらぎホームの入居者たちが運動会を楽しんだ。
 競技は、ボーリング、パン食い競争、応援合戦、福笑い、ボール運び、そして援協合同運動会恒例、全員参加による玉入れが行われた。
 総合成績では、サントス、カンポス、スザノが同点一位となる大接戦。各ホームの優劣付けがたいということから、ホーム長によるジャンケンでの順位決定となり、優勝はスザノ・イッペランジャホーム、二位はサントス厚生ホーム、三位はカンポスさくらホーム、四位はあけぼのホームとなりました。なお、やすらぎホームは特別賞をもらった。
 一番遠いカンポスさくらホームは、午前四時に起きて、三時間かけてあけぼのホームに到着。楽しみにしていた運動会とあって、長旅の疲れも見せず元気に競技に参加していた。
 この援協合同運動会は、〇三年に当時援協に赴任していた杉本和恵JICAシニアボランティアの呼びかけで始まり、現在ではすっかり援協の恒例行事として定着した。参加者は車椅子や介助の必要な高齢者が多く、プログラムや競技も障害がある人でも安全に楽しく参加できるように、特別に配慮されている。
 なお、今回は援協福祉部のデイ・サービス参加の高齢者、憩の園からの見学者も参加し、運動会を楽しんだ。

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