ホーム | コラム | 樹海 | コラム 樹海

コラム 樹海

2007年5月25日付け

 アメリカの人材情報会社が、さきごろ同国内の主婦の年俸を試算したそうだ。十三万八千九十五ドル。安月給取りがびっくりの高額だ。レアル貨で月給に換算すると二万三千レアル余。最初にことわったように試算である。ごく平均的な普通の主婦の日常の仕事のすべてに賃金を支払うとすると、この額になるということらしい▼情報会社が言わんとしているのは、主婦の仕事は、亭主以上にたいへんなんだゾ、であろう。実際の話、この高額をだれが支払うというのか。もちろん、亭主であるはずがない▼主婦の仕事というものは、国によって差異があるものではない、というのが次の議論になるだろう。アメリカの主婦は、道具の電化により、肉体的労働に関してはもっとも楽をしているとみていい。ただ、肉体的労働がきつければ、報酬が多いとは必ずしも評価されまいから、この点についてはなんともいえない▼この年俸話で、まっ先に連想したのは、開拓時代のわが移民妻たちのことだ。語り尽くされているけれども、彼女らは農作業も男性に負けないくらいやり、その他の時間は家事、子育てをしたのだ。過去に遡って、米国の情報会社にコレソン・モネタリア(貨幣価値修正)をして、賃金をあてはめてほしいと思った▼最近聞いたのだが、県人会が食べものの「祭り」を主催するとき、台所に長時間しばりつけられる婦人部員たちの多くは無償とのこと。この労働の賃金はどうなのか。高額の年俸話はやはり、やはり他次元のことか。(神)

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • GLA講演会、17日=『2019新年の集い』2019年2月9日 GLA講演会、17日=『2019新年の集い』  宗教法人GLAブラジル支部(尾田嘉雄理事長)は「映像の集い・2019新年の集い」を17日午後2時から、サンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会代大講堂(Rua Sao Joaquim, […]
  • CKC農業連携会議=日本から専門家、若手会議も=中南米5カ国から95人参加=ペルー参加、継続に意欲示す2019年2月8日 CKC農業連携会議=日本から専門家、若手会議も=中南米5カ国から95人参加=ペルー参加、継続に意欲示す  日本の農林水産省が中央開発株式会社(以下CKC、本社=東京)に委託する「平成30年度中南米日系農業者等との連携交流・ビジネス創出委託事業」の会議が今月4、5両日、サンパウロ市の宮城県人会会館で開催された。昨年4月から再スタートした同事業には、ブラジル、亜国、パラグアイ […]
  • 今週末、高知のおきゃく=箸拳、よさこい、郷土食も2019年2月8日 今週末、高知のおきゃく=箸拳、よさこい、郷土食も  ブラジル高知県人会青年部(川上カミラ部長)は「第2回高知のおきゃく」を10日午前11時から午後4時まで、同会館(Rua das Miranhas, […]
  • ■人探し■2019年2月8日 ■人探し■  岐阜県岐阜市在住の高橋明丈さんが、市内の明徳小学校で同級生だった「野口」さんという女性を探している。判明しているのは苗字のみで、結婚後に、苗字が変わっている可能性がある。  高橋さんは1947年生まれ。野口さんが存命なら現在は70歳過ぎ。高橋さんによれば、1959年の伊勢湾 […]
  • 三重県人会総会、24日2019年2月8日 三重県人会総会、24日  ブラジル三重県人会(下川孝会長)の「定期総会」が24日、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区の同会館(Av. Lins de Vasconcelos, […]