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東西南北

2007年6月7日付け

 フランコ・モントウロ元知事が造成したクバトン市ヴィラ・パリジが工場の拡張で消滅。新ヴィラ・パリジを造成したが、旧ヴィラ・パリジの設計図を紛失、定礎石をどこに据えるか分からず一同が困っていた。
「そんなもの、どこにでも据えたらいいジャン」
「それでは定礎の意味がないヨ。故モントウロ知事に申し訳ないヨ」
「定礎は人類学者の問題であって、オレたちの知ったことじゃないヨ」
     ◎
 主要国サミット(G8)プラス5に参加するルーラ大統領。外国訪問は一一五回目となり、二期務めたカルドーゾ大統領の総数に並ぶ。ルーラ大統領は平均して十四日に一度外国を訪問、滞在日数は二一八日(就任総日数の一三・四九%)に上る。野党時代はカルドーゾ大統領の外遊をこきおろしていたのに、専用機も五六〇〇万ドルで新調。
     ◎
 三カ月ほど前、盗みを目的にサンパウロ州サンジョゼ・ド・リオ・プレット市の会社事務所に侵入し、シュラスコ(焼肉)をしていたところ現行犯逮捕された男(27)が四日夜、今度は衣料品販売店に侵入、目撃者の通報を受けて急行した警官らから身を隠すため給水タンクの中に潜んでいたがみつかり、現行犯逮捕された。事件当時気温は一〇度、男は体温が極度に下がった状態だった。
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 パラナ、ペルナンブッコ、リオ・グランデ・ド・スルの三州の連邦大学で五日、学生らが大学制度改革とサンパウロ総合大学(USP)との連帯を訴えて、本部ビルを占拠した。USPでは六日、教職員からなるグループが三十四日も占拠が続く本部ビルの平和的解放を訴えて、デモ行進する計画。

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