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ジョアン・ペッソア=パライーバで日本市=日系少数でも盛況裡に

2007年6月12日付け

 パライーバ州都ジョアン・ペッソアで今月二日、パライーバ日伯文化協会(マナベ・ロドルフォ会長)主催の第三回日本市が行なわれ、多くの人で賑わった。在レシーフェ総領事館によれば、同州の日系人の数は二百人と少数だが、日本文化への関心は高いという。
 一日に行なわれた開会式には、在レシーフェ総領事館の後藤猛首席領事や市関係者を始め、レシーフェやバイーアなど近隣州から日系団体関係者が駆けつけ、ノルデステ地方での日本文化の普及を喜んだ。
 マナベ会長は、「今回のイベントの成功はボランティア、協力者の努力の賜物」と話し、深く感謝の意を述べ、鏡割りが行なわれた。
 サンパウロから訪れたブラジル日本文化福祉協会の上原幸啓会長が「過去、現在、日系社会の将来の展望」をテーマに講演を行い、約三百人が耳を傾けた。
 二日には華道、茶道を初め、レシーフェ文協青年部によるYOSAKOIソーラン、合気道や柔道など武道の演舞などが人気を集め、各日系団体の有識者で語る討論会「ノルデステ地方における日系団体の道のり」も参加者の関心を呼んだ。
 「朗らかな雰囲気。若い人が頑張っていた」と上原会長。「ノルデステでも百周年に向け、活動している。これから盛り上がると思います」と印象を語った。

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