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参院選=世界初の公館〝外〟投票=在聖総領事館=文協ビルが投票所に決定=在外6度目、投票増に期待

2007年6月27日付け

 参院選の投票は文協で――。七月十二日に公示される第二十一回参議院選挙で、サンパウロ総領事館管内の公館投票が文協ビル(サンジョアキン街381番)で実施されることが二十六日、正式に決まった(郵便投票は従来通り)。在外選挙制度の開始以来、国外で公館以外の場所が投票所になるのは初めてのこと。日本国外最大、約一万二千人の在外選挙人登録者数を抱える同館の実情が日本側で考慮された結果のようだ。今回の投票期間は十三日から九日間。より身近な文協ビルが投票所となることで、投票数の増加にも期待がかかる。
 六回目となる在外選挙。サンパウロ総領事館管内で公館投票が実施されるのは今回が三回目となる。過去二回は同館が入居するパウリスタ通りのトップセンタービルが投票所だったが、二千人以上と予想される人が投票に訪れるには手狭なことから、同館では約一年前から日本の本省に要請していたという。
 さらに今回の参院選から各都道府県選挙区への投票が可能になったことで、投票にかかる事務作業も増大すると見込まれることも、より広い文協ビルでの実施決定を後押ししたようだ。
 サンパウロ以外の在伯公館では従来通り、大使館、総領事館が投票場所となる。ほかには北米ロサンゼルスの総領事館が、公館内ではなく近隣の同館広報センターを投票場所にすることが決まっている。

投票期間は9日間=衆院補選も実施

 今回の参議院選挙は七月十二日公示、同二十九日投開票の日程で行われる。ブラジル国内の公館投票期間は、告示翌日の十三日から二十一日までで、投票時間は期間中午前九時半から午後五時。
 投票所は記念講堂のサロンに設置。投票に訪れた人はサロンからビルに入り、講堂内で投票用紙請求用紙、日本国内送付用の封筒記入など必要な手続きを行う。会場には投票補助のための人員も配置される。
 ただし、当初予定から公示日が一週間延びた影響で、期間中の十五日(日)は事前に催しが入っており、この日のみ会場は体育館に変更される。入口は文協駐車場。
 また、今回は参院選にあわせて衆議院の岩手一区、熊本三区の補欠選挙(十七日公示)も実施される。該当する選挙区内の選挙管理委員会に登録している有権者は参院選比例、選挙区、補選の三つに投票することになる。
 補欠選挙の投票期間は、十八日から二十一日まで。会場、時間は参院選投票と同じ。
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 日本国外で初の公館〃外〃投票となるサンパウロ総領事館。初めてのケースとなるだけに、同館でも投票用紙の搬送、安全面などに心を砕いているようだ。約八十人の態勢で臨むという。日系社会班の沖田豊穂領事は「とどこおりなく実施したい」と話すとともに、足を運びやすい文協が会場となることで「ぜひ投票数も増えてほしい」と期待を表す。
 「大歓迎。行きやすい文協ビルになることで、投票数も倍くらいになってほしい」と話すのは、県連会長時代から在外選挙権獲得運動に携わってきた網野弥太郎県連顧問。「地方での出張登録はたびたび行われているが、意外にサンパウロ市内の登録が進んでいないのではないか。そういう人たちの登録を促進する上でも、文協ビルが投票所になるのはいいことだと思う」と語った。

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