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コラム 樹海

2007年6月28日付け

 来年の百周年は、全伯で常日頃行われている地道な日本文化普及や継承活動の積み重ねの〃総仕上げ〃の時だ。もちろん次なる百年期に向けての出発点でもある▼総仕上げに相応しいものとして、「両陛下にご来伯いただきたい」という声を各地で聞く。もちろん、一度しか特定の外国はご訪問されないとの慣例があり、その伝からいけば、皇太子時代に二度、陛下になられてからも一度ご来伯されており、合計三回。難しいのは承知の上だ▼もちろん皇室どなたでも歓迎されるべきであり、その価値はなんら変わるものではない。しかし「両陛下に来ていただきたい」という声がどれだけあるかを伝えることは無駄ではあるまい。これは弊紙社長、高木ラウルのアイデアだが、両陛下宛てに直接、読者諸兄の気持ちをしたためたらどうか▼ご来伯半年前に宮内庁から誰になるか発表がある。決定がどうであれ、不満があるわけではない。ただし、平素から移民の気持ちを汲んでいただいている陛下だけに、百周年の機会ぐらいは、直接気持ちをお伝えするのは失礼にはあたらないのではないか▼真摯な気持ちを切々と、ありのまま手紙に書く。国境や世代を超えた敬愛の情の表現であり、日本語でもポ語でもいいのでは。要は移民の想い、日本の血統に連なる者・日本文化を愛する者としての気持ちを書き連ねることだ▼伯国からの両陛下への手紙――これはある意味、個人でできる最も特別な百周年記念事業かもしれない。宛先は「〒100―8111 宮内庁御中 天皇皇后両陛下 ブラジル日本移民百年祭ご招待状在中」ではどうか。(深)

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