ホーム | 日系社会ニュース | 『移民百年の道ウォーク』=日本の協会、コース下見

『移民百年の道ウォーク』=日本の協会、コース下見

2007年6月29日付け

 【既報関連】リベルダーデ歩こう友の会(高木ラウル会長)は、ブラジル日本移民百周年を記念して「移民百年の道ウォーク」を〇八年六月十二日から十五日の四日間行う。サントス第十四埠頭を出発し、サンパウロ市ブラス区にある移民博物館(旧移民収容所)を目指す。
 来年、日本から百人が参加する(予定の)ため、日本ウォーキング協会の小久保茂昭常務理事と神田靖男受託事業部長・主任指導員がコースの下見のため来伯した。
 同協会は、日本全国のウォーキング愛好者約四千万人の中から、各都道府県二人づつ代表として選考し、役員らを合わせて百人で来伯したい、としている。
 友の会が選定したコースについて「とても眺めが良く、上りも下りも多く、箱根越えみたいな感じで、歩き甲斐のあるコース」と二人は言う。当日は、ブラジル近隣国の愛好者らも集まり、ブラジル以外の人々とも交流が期待される。
 総歩行距離が約六十六キロ。コースには、車やバイクの交通量が多く、危険な箇所や治安の悪い場所をはぶき、中継地点で、移民に関わりのあるルートを取り入れた。また、休憩場所の確保や水分補給の方法などの問題点を検討している。現在、地元団体が治安の悪いコースに、警察の配備や誘導を交渉している。
 案内に来社した小久保常務理事と神田受託事業部長・主任指導員は「当日は天候が良いことを祈る。楽しく、交流ができれば満足。百年の歴史を想いながら歩きたい」と来年に向けて意気込む。
 来年、大会終了後、サンパウロの百周年記念祭を視察したあと、帰国予定。
 『移民百年の道ウォーク』の日程は次の通り。初日=第十四埠頭~旧街道登り口(二十キロ)。二日目=旧街道~アンシエッタ街道(二十キロ)。三日目=みずほ村日本人会会館、サンベルナルド・ド・カンポ市役所を経て、アルモニア学生寮(十五キロ)。四日目=イピランガ公園の独立記念塔を経て移民センター(十一キロ)。

image_print