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8月に麻生外相来伯か=現職大臣としては9年ぶり

2007年6月29日付け

 時事通信、日経新聞などが二十八日付けで、麻生太郎外務大臣が八月の中東訪問後、同下旬にブラジルを訪問する方向で調整していると報じた。現職外務大臣の来伯は、一九九八年、当時の小渕恵三外相が移民九十周年式典にあわせて来伯して以来。実現すれば九年ぶりとなる。
 日本の報道によれば、麻生大臣は八月十二日から四日間程度の日程で、イスラエル、パレスチナ、ヨルダンの中東三カ国を訪問。日本独自の中東和平支援策「平和と繁栄の回廊」構想の実現を促すとともに、パレスチナではアッバス議長率いる議長府を通じた直接支援の再開を表明する見通し。
 その後、下旬にメキシコのほか、ブラジルで同二十二、二十三両日に開催予定の東アジア・ラテンアメリカ協力フォーラム外相会合に出席する方向で調整に入ったという。
 一方で、来月二十九日投開票の参院選後の政局次第では流動化の可能性もあるとしている。

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