ホーム | 日系社会ニュース | サントスで初の移民祭り=1万人が日本文化に触れる

サントスで初の移民祭り=1万人が日本文化に触れる

2007年7月4日付け

 笠戸丸文化福祉協会(吉加江ネルソン会長)はサントスで第一回目となる移民祭りを、二十一日から二十四日まで同市内のメンデス・コンベンション・センターで開催し、四日間で、同市で行われた日系イベントとしては過去最大規模となる、約一万人(主催者発表)が会場を訪れた。
 会場外には二つの真っ赤な鳥居、地階のサロンには灯篭や小石をひいた小さな日本庭園が作られ、〃日本〃をアピール。庭の奥には、バザリスタが軒を連ねて、パステルや串もの、天ぷらなどを販売し、一階には、著名な日系画家の作品展示や、アニメ、漫画に関するスペースなどが設けられた。
 開催三日目、二十三日に行われた開会式には、サントス市観光局のワニア・セイヤス氏、文協評議員の小川彰夫氏らが出席。鏡割りで祭りの開催を祝した。
 また、同日夜には、来年の百年祭でのサントス代表を選ぶミスコンテスト。百人弱が声援を送る華やかな雰囲気の中、グランドチャンピオンには高路たみ・タチアーニさん(20)が輝いた。日本で約十年を過ごしたというタチアーニさんは、「想像もしてなかった」と、流暢な日本語で受賞の喜びを語った。
 同祭りのプログラムが、事前に行われた広報と大幅に変更されていたことなどについて、吉加江会長は「宣伝が足りなかった」と反省点をあげつつも、「サントスではこのような行事はこれまで行われていなかった。百周年を前に、サントスのブラジル人に日本文化を知ってもらうきっかけになったのでは」と、開催の意義を強調する。
 期間中、筑波大学の西沢利栄氏を招いての、環境に関する「日本ブラジル国際セミナー」、日本でデカセギ支援を行なっているNPO法人「ABC Japan(在日ブラジル人企業者協会)」の理事長、橋本秀吉氏を迎えての、日本社会に貢献するブラジル人の紹介、デカセギの現状についての討論会などが実施されたほか、日本食の体験講習会や、弓場バレーの公演なども行われて、人を集めていた。

image_print

こちらの記事もどうぞ