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9月からレアル銀行に=スダメリス=日系社会支援は継続=百周年への独自企画も

2007年8月2日付け

 「日系社会支援は継続します」――。レアル銀行は九月にスダメリス銀行を完全吸収するにあたり一日、記者会見を開いた。ファビオ・バルボッザ頭取、ジョアン・パスコアル常務らが出席、具体的な業務内容変更の説明などとともに、日系社会支援について、バルボッザ頭取は、「百周年を含めて続けていく」と話した。レアル銀行独自の百周年企画も検討することを明らかにした。スダメリスの従業員、支店はそのままレアル銀行として、営業を続けることになる。今回の吸収により、レアル銀行の顧客は、約千三百万人となることも発表された。
 一九四〇年に創設された南米銀行を九八年に買収したスダメリス銀行は〇三年、オランダ系のABN・AMROグループに吸収されたが、名称はそのままで営業を続けていた。九月から「スダメリス銀行」の名前は消え、レアル銀行となる。
 スダメリス銀行の顧客約百三十六万人、支店二百六十二はそのままレアル銀行に移行される。今回の吸収による人員削減や支店の閉鎖はないという。
 バルボッザ頭取は、スダメリスが行なってきた日系社会への支援について、「文化・芸術関係を中心に百周年も含めて協力していきたい」と強調し、レアル銀行独自の百周年プロジェクトを検討していることも明かした。
 スダメリス銀行は、〇六年度に全伯で四百三十六のイベントに、本年度はすでに三百四十五に協力しているとし、これからも文化事業に対する支援を強調した。
 パスコアル常務は、「百周年だけでなく、モジの秋祭りなど今までに支援してきた日系イベントに対する協力も続ける」とし、「日本語で書かれている『スダメリス銀行』の文字は、『レアル銀行』と書き換える予定」と笑いながら話した。
 スダメリス銀行によれば、現在日系社会との窓口となっている清水オリジオ氏の役職は、現状通りと説明している。
 なお、スダメリス銀行の顧客への対応は、変更はないと発表、パンフレットなどを配布し対応するとした。カードは有効期限日まで、小切手は二〇一〇年八月まで使用できる。
 ただ、銀行の番号は、現在の三四七(スダメリス銀行)から三五六(レアル銀行)に変更となるので注意が必要だ。インターネットやキャッシュディスペンサーでの入金のさいは、今年十月二十一日まで三四七のまま利用できる。

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