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上塚第二植民地の集い=3百人が旧交あたため=サンパウロ市

2007年8月29日付け

 第九回アリアンサ(第二上塚植民地)親睦会が、十九日午前十時から愛知県人会(サンタ・ルジア街74)で開催された。
 アリアンサ出身者がサンパウロ市内で同じ植民地の人たちに出会ったことをきっかけに始まった同親睦会。当初は会議のようなものを開いて集まろうという考えだったという。その後、「せっかく集まるのなら多くの人たちに集まって楽しんでもらおう」と、年に一回の親睦会が開かれるようになった。
 参加者はアリアンサで実際に暮らしていた人をはじめ、その家族や子弟たちが中心。毎年四百人ほどが参加しており、今回も昼前に三百人ほどが集まっていた。
 栢野(かやの)章世話人や関係者の水野真澄さんらが挨拶を行い、嘉陽重吉さんの発声で乾杯。
 親睦会では参加者たちで持ち寄った料理に舌鼓を打ちながら、カラオケ、社交ダンス、ビンゴ、福引などで交流を深めた。
 栢野さんは「大勢の人に集まってもらって、思い出話で楽しんでもらったら最高です」と笑顔を見せる。
 今回初めて親睦会に参加した高野君子さん(68、二世)は「四十年ぶりに会った人もいた。久し振りに会ってあの頃が懐かしくなった」と思い出を振り返るように話した。