ホーム | 日系社会ニュース | 地域と歩んだ40年=サウーデ文協=8百人集い記念式典

地域と歩んだ40年=サウーデ文協=8百人集い記念式典

2007年8月30日付け

 サウーデ文化体育協会(桂川富夫会長)の創立四十周年式典および創立会員の表彰式が二十六日午後三時から同協会(ジオゴ・フレイレ街307)で行われ、関係者約八百人が祝福に駆けつけた。
 西林万寿夫在聖総領事、上原幸啓文協会長、吉岡黎明救済会会長などが来賓として出席。先没者の黙祷に続き、同文協の日本語学校生徒たちによる日伯両国歌斉唱、その後子供たちが同文協の歌を歌った。
 あいさつに立った重岡康人元会長は、現在までの発展は関係者の尽力によるものと敬意を表し、「さらなる日系の親睦向上をしていきたい」と結束を誓った。
 総領事、上原会長、吉岡会長、野村アウレリオサンパウロ市議らも、同協会の四十周年に祝辞を述べた。
 まだ同地区に住む日系人が少なかった四十年前に、子弟の日本語教育を目的として発足したサウーデ文協。初代会長は、文協会長を務めた尾身倍一氏。現在の会員は約三百人。日語校生徒は百人ほどで、非会員を含めると千二百人が同文協を利用している。
 六代目の桂川会長はこれまでの歴史を振り返り、「ここまで発展できたことを嬉しく思う」と喜びの挨拶を行った。
 歴代会長のプラッカ除幕式後、四十七人の創立会員を紹介。現在健在の十一人のほか、同協会発展に尽力した人達に表彰状や感謝状が送られた。
 関係者一同によるケーキカットに続き、夕食会。出席者は昔話に思いを馳せながら歓談を楽しんだ。
      ◎
 表彰を受けた創立会員は次の通り(敬称略、カッコ内は創立時の役職)=桑原邦雄(二世)、丸山英明(会計、一世)、橋元嘉典(一世)、破入栄一(二世)、今村敏美(二世)、山田健寿郎(副会長、一世)、漆島正和(一世)、内村憲夫(一世)、桑原茂(一世)、西山実(二世)、矢崎雄之助(一世)。

image_print