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東西南北

2007年9月5日付け

 二〇〇五年十一月から始まった年金受給者の再登録。それによると、一一〇歳以上の年金受給者は一五九人、九十歳以上の年金受給者は四九一二一六人に上るとのこと。最も受給者が多いのは七十歳から七十四歳、次は六十五歳から六十九歳の層だという。社会保障相によると、年金受給者は毎月の収入が保証されており、家計を支える唯一の収入となっている受給者も多いという。
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 国家検察審議会は三日、三年前に若者を射殺した後に休職処分となったが、先月二十九日のサンパウロ州検察局特別班の決定により復職したスコエドリ検事の復職を無効とする仮処分を下した。正当防衛を主張する検事は連邦最高裁に上告する構え。最終判決が出るまで月給一万五〇〇レアルは受け取り続ける。
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 リオデジャネイロ市市警は三日、市内西部のファベーラで麻薬密売組織摘発作戦を展開し、構成員七人を射殺、六人を逮捕し、組織の拠点で拳銃六丁や手投げ弾、コカインなどの麻薬を押収した。作戦は早朝五時から七時間にわたって続き、激しい銃撃戦となった。射殺された人の中には、今年三月に市警捜査官を殺害した容疑者が交じっていた。
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 サンパウロ州内でデング熱が拡大の一途。今年に入ってからの患者は八月末までで六二二〇〇人、死者も十六人。過去最悪だった二〇〇一年の五一七〇〇人を既に上回っているが、サンジョゼ・ド・リオ・プレット市、リベロン・プレット市ならびに海岸地方での流行が目立つ。州保健局では一一〇人と契約し、溜まった水の除去などの対策を打とうとしている。対策にご協力を。

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