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東西南北

ニッケイ新聞 2007年9月26日付け

 小切手税の表決が明け方になり、お腹が空いた下議らにサンドロ・マベウ下議(共和党=PR)は自社製のビスケットを無料で配布し、怒った。
「恩知らずどもに、二度とサービスをしない。無料でもらったビスケットにケチをつけた。工場から持ち出したとき、伝票を発行したか。有害なトランス脂肪酸が入っていないか。賞味期限内かだってヨ。タダでもらって、何をいうかだよナ」
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 無料配布でけちがつけば腹が立つが、こちらは拍手の無料配布。サンパウロ州政府が無償で提供する薬のリストに二四種を加えた。これで地下鉄駅構内などにある薬局ドーゼ・セルタで配布される薬は六七種。サンパウロ市内ではさらに六〇種が追加される。これらの薬には抗生物質、抗炎症剤、鎮痛剤、避妊薬なども含まれており、保健所や公立病院の医者の処方せんが必要。薬局は八時から十七時まで開いている。
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 サンパウロ市東部の保育園で、週末にネズミ駆除を実施。長期休暇のみという実施時期無視も問題だが、注意を怠り、月曜に先生の一人が気付いた時には、子供たちがネズミの毒をお菓子と思い込み、口に入れていた。中には飲み込んだ子もおり、十八人が検査や治療を受ける騒ぎに。吐き気や下痢を訴えた子供四人が観察下に置かれたが、命に別状なしという。
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 車社会のブラジルで車の故障は困り物だが、ジェネラル・モータースのコルサ、モンタナ、メリヴァ、S10、ブレザーがリコールの対象になっている。前三種はサスペンションのねじの交換、後の二種は前部座席のねじの交換が必要。対象車の製造時期等、詳細は、〇八〇〇―七〇二―四二〇〇、またはwww.chevrolet.com.brへ。

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