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アニメの次は「パラパラ」=日本発のダンスブーム到来

ニッケイ新聞 2007年9月27日付け

 日本で生まれたダンス「パラパラ」が、サンパウロ市を中心とする中産階級の若者の間で広まっている。日本では八五年以降何度もブームを引き起こしたこのダンス。曲ごとに振り付けが決まっており、手や腕の動きを中心に、集団で同じ振り付けを踊るのが特徴だ。
 毎週末にサンパウロ市メトロのリベルダーデ駅前に集まる若者たちの中にも、一生懸命振り付けを練習するグループがいる。ちなみに六月にサントスで行われた「ブラジル日本移民祭り」ではパラパラ用スペースまで設けられた。
 「四年前くらいかな。インターネットで動きを見たり、日本から帰ってきた友達にも教えてもらったりして覚えた」。サンパウロ市でパラパラに取り組むグループ「SUPERPARA」のメンバーの一人、ジャイナン・クリスティアーニさんは得意げに話す。
 ブラジルにはベロ・オリゾンテ、ブラジリア、リオ、サンパウロに活動拠点があり、BPPDA(ブラジルパラパラ・ダンス協会)が組織されている。「五千人くらいがやってるよ」。チリ、アルゼンチンにも愛好者がいるとか。
 「アニメも日本文化も好きだ」というグループのメンバー。コロニアのお祭りで、パラパラが見られるようになる日も近い?!

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