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生長の家=日語教育に親も関心=子供お話し大会盛況に

ニッケイ新聞 2007年11月10日付け

 生長の家ブラジル伝導本部(岩坂吉彦理事長)主催の「第三十六回生長の家全国子供大会」「第四十三回生長の家ブラジル相・白合同子供・ジュニア全国子供お話し大会」が十月二十七日午前八時半から、生長の家伝導本部別館で行われ、来場者と出場者あわせて約八百人が参加、盛大に行われ、遠方からはパラナ、ブラジリア、ノロエステなどから参集した。
 各教化支部で選ばれた子供たちが「こどもA・B」と「ジュニアA・B」に分かれて発表した。
 結果は子供B組の優勝は佐藤大さん、子供A組は斉藤賢さん、ジュニアB組は安楽かおりさん、ジュニアA組は安楽みゆきさんが各カテゴリーの一位になった。
 その他に書き方の部、絵画の部もそれぞれ二組に分かれ、一位から五位までの四十人をお話し大会と合わせて表彰。パラナ第二教化支部が団体総合優勝に選ばれた。
 講評したブラジル日本語センターの佐藤吉洸教師は「最初から最後まで楽しく、かつ厳しく審査させていただきました」と話し、「全体を通して流暢な日本語の発音が多かったように思う」と振り返った。
 続いて竹下佳代子教師は「詰まる音、長く伸ばす音に気を付けるときれいな日本語になる」とし、「話の内容はとても良かったと思います」と話した。
 最後に小野寺フェルナンド審査委員長がお話をした子供達、一人一人に今後のアドバイスを贈った。
 午前と午後に各教化支部によるアトラクションが一回ずつ行われ、会場を盛上げた。
 小野寺審査委員長は「毎年、参加者が増えている。これは親が日本語に興味をもっている証だと思う」とした上で「親が日本語に興味がなかったら、子供達はこういった子供大会には参加しません」と力説。「特に混血の子供を持つ両親が日本語教育に興味を持っているのでは」と満足げに話していた。
 各組の一位受賞者は次の通り。【書き方の部】こどもB=はやしだエドアルド、こどもA=のむらブルノ、ジュニアB=なかやまかおり、ジュニアA=こばやしリサ。【絵画の部】こどもB=いけだしずえ、こどもA=きむらさゆり、ジュニアA=ちよだルカス、ジュニアA=ふくもとりえ。(敬称略)

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