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満開の桜並木に誘われて=カンポス=賑わう第42回さくら祭り=15日まで

ニッケイ新聞 2010年8月13日付け

 援協傘下の老人施設さくらホーム(与座弘ホーム長)で7月末から8月14、15両日まで、「第42回さくら祭り」が開催中だ。約1000本の雪割り桜、陽光桜などが植えられた会場には、20ほどのバンカ、生長の家「白鳩会」による焼きそば、うどんが出店。舞台では太鼓、カラオケ、舞踊などのほか、非日系団体も参加して郷土芸能を披露する。
 冬の保養地として有名なカンポス。与座ホーム長によれば、同祭目当てに100社がツアーを組み、200台ほどのバスに乗った団体が訪問。3週末での来場者はのべ3万人ほどに登るという。
 7日の同祭会場ではホーム周辺、向かいの広場一面に広がる桜並木を歩き、木を背にして記念撮影を行う来場者が多く見られた。
 会場のあるカンポス・ド・ジョルドン市から900キロ離れたパラナ州ウムアラマ市から訪れた西塚勝雄さん(82、北海道)も妻の治美さん(67、二世)と一緒に桜の木の下で一枚。
 二人は初めての来場。同市に在住の友人との再会とあわせて息子夫婦と共に会場に訪れた。治美さんは「桜祭りは初めて。なかなか見られないので珍しい事ばかりです」と声を弾ませる。
 桜を見ながら「やっぱり懐かしく思います」と話す勝雄さん。アプカラナの桜祭りはもう常連だが、今年は諸事情で来場が叶わず、「その代わりに」と訪れたという。
 同祭開催の1週目、雪割り桜は満開。次いで陽光桜が花を咲かせた。7日の会場では花を散らした雪割り桜も多かった。「来年は満開の桜を見にこよう」と夫婦で話し、桜並木を歩いていた。
 「例年以上のお客さんの入りです」と満足げなのは、受け付けを行う同ホーム運営委員の安東光明さん。好天と最近の冷え込みが客の足を運ばせたのではと説明する。
 雪割り桜の花はまばらだったが、「陽光桜は来週まで持ちますよ」と与座ホーム長。開催にあたり「例年日系以外の来場者が多く、日本文化や桜などにも大変興味を示してくれる。それを伝えるためにもこれからも続けていきたい」と話した。今後もさらに桜の植樹を進める方針だという。
 さくらホームの住所は、Av. Tassaduro Yamaguchi, 2173, V. Albertina, Campos do Jordao

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