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ニッケイ新聞 2007年11月10日付け

 日本移民百周年を迎える来年の移民の日に、日本で記念切手が発行されることが発表された。しかし、ペルーでもボリビアでも、メキシコでも「移住100周年」だった題材は、ブラジルの場合「日伯交流年」に。日伯両国首相・大統領の合意により決まった交流年ではあるが、移民百年の歴史があってこその交流年ではないか。財務省が発行を予定する記念硬貨の完成図には、順序はさておき、「日伯交流年 移住百年」と描かれているのだが。さてこちらのデザインは。
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 日本からのブラジル観光客は年間七万人以上―。Brasilturisのサイトが〇六年の数字として伝えている。記事によれば、日本人観光客が旅行で使う費用は約千八百ドル(九九/〇一年平均)になるのだとか。〇七年はそれ以上の観光客が訪伯すると予想、百周年を迎える〇八年にはさらなる増加が見込まれると伝えている。ブラジル側ではアマゾン観光などのエコツリズモを売り込んでいきたいようだ。
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 加藤実行委員長を再任、例年より早い段階で準備に入った県連日本祭り。県連代表者会の当日には、松尾会長から、百周年委員会主催で実施する日本での写真展と同様に、各県のレベルで県人を代表するような写真展を行っては、との案も出された。説明内容が漠然としていたため、結局次回の会議に持ち越された。

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